POTTIRI'S AUTOBIOGRAPHY

工作やダイエットやITで遊ぶアラフォーエンジニアの自伝ブログです。

【ネタ】架空の思い出② 仕事がないより

f:id:pottiri:20200519224917j:plain

年度末か近づくにも関わらず、僕のスケジュールは空白だった、
自分の仕事を探す僕は、元請からの連絡を受け打ち合わせに赴いた。
その話は実現方法の手がかりが雑誌の一記事しかないものだった。

 

元請Z「その本いる?」

 

「いえ、僕も持ってるので大丈夫です。」

 

元請Z「そう。」

 

「納期はいつ頃ですかね?」

 

元請Z「3月末・・・かな。」

 

(【ウチが元請けに納品するのが3月末】だから、【本当のお客さんへの納品】はもっと先?年度始まりに間に合わなくてもいい?どういうスケジュールなんだ?)

 

元請Z「いくらぐらい?ざっくりでいいんだけど。」

 

(ざっくりで答えたらその金額が一人歩きしちゃうよ。)

 

「この本を見てもう少し調べてから回答させてください。人が必要かもしれないですし。」

 

元請Z「あれ、一人じゃ無理?」

 

(ん?一人でいける想定?てことは・・・一人で1から3月だから・・・Zさんの中で費用は2から3人月のイメージなのか?)

 

【補足】

人月とは。

1人の技術者が1ヶ月働いた場合に発生する費用という意味の業界用語です。

1人×1ヶ月=100万 だとしたら。

1人が3ヶ月働いたら3人月=300万

2人が3ヶ月働いたら3人月=600万

 

「調べながら進めることになりそうなので、人を確保してないと納期に間に合わないかもしれません。」

 

元請Z「S川君なら一人でいけるでしょ。」

 

「・・・頑張ります。」

 

〜打ち合わせ後〜

 

「では、見積はでき次第メールします。」

 

帰り際、エレベーターの前で二人の女性が声をかけてきた。

 

元請課長「あら、S川君。」
元請女「お疲れさまー。」

 

「あっ!お疲れさまです。」

 

元請課長「Zと打ち合わせ?」

 

「はい、今終わったところです。まずは御見積させてもらうことになりました。」

 

元請課長「あんまお金の話ばっかしないでよね。じゃっ。」
元請女「またねー。」

 

「ありがとうございました。」

(楽しそうでいいなあ。うちの会社も女性が増えればいいのに。)
(社内で恋愛とか憧れるよ。)

 

〜帰社後〜

 

帰社した僕は鞄を自分の席においた。
右隣は厳先輩、左隣はその彼女。
この席やだ。

 

「戻りました。」

 

厳彼女「・・・。」

 

(・・・?え、無視?)

 

厳先輩「お疲れ、どうだった?」

 

「ああ、取れれば僕は3月まで仕事ありそうです。」
「ちょっと疲れました・・・。コーヒー飲んでくるので後で詳しく。」

 

厳先輩「ん。」
厳彼女「・・・。」 

 

休憩スペースの自販機でコーヒーを飲む。
会社の自販機は20円安いので外でコーヒー買うと違和感を感じる。

 

後輩M「おつかれっす。」

 

「おつかれ。」

 

後輩M「打ち合わせっすか?」

 

「うん、今日もう帰りたい。」

 

後輩M「帰れ帰れ♪」

 

「口を慎め(笑)ところで、厳彼女さんどうしたの?僕なんかした?」

 

後輩M「さ〜、厳先輩と喧嘩したんじゃないすか。」

 

「僕の両サイドで喧嘩とか止めてほしい。」
「・・・社内恋愛も大変なのかねぇ、四六時中顔合わすし。」
「そういや、社内恋愛で結婚した人がスケジュールとか出張手当とかが嫁さんに全部ばれてて自由がないと言っとったな。」

 

後輩M「そういう悩みの前に彼女が欲しい。なんとかしてよ〜。」

 

「頼む相手間違えとるわ。」

 

1グラムも中身のない話をしているところに、社長が声をかける。
そそくさと後輩Mは逃げていった。

 

社長「お疲れさま。Zさんの話どうだった?」

 

「お疲れさまです。最低4人月のような気がしますが、ちょっと怖い感じがしてます。」

 

社長「何が怖い?」

 

「未知の技術を使おうとしてます。Zさんは楽観的に考えているようですが、
 僕はよくわからないものを使ってどこかで大きく躓いたりしないか不安ですね。」

 

社長「いいじゃないか、新しいもの。」
  「不安があったとしても、それを取らなければ3月まで何をするのかという話だ。
   案件で赤字出るのと、お前が今から3月まで遊ぶのどっちが損か考えろよ。」

 

「はい。」

 

(なるほど、仕事がないより赤字がマシか。)

 

続く